相沢菜々子さんは、テレビアニメ『MFゴースト 3rd Season』でエマ・グリーン役を担当し、声優デビューしました。
モデルやタレント、俳優として活動し、レースクイーンとしてモータースポーツの現場にも長く関わってきた相沢さんですが、アニメのアフレコは『MFゴースト』が初めてです。
初出演ながら、一人だけで収録する「抜き録り」ではなく、ほかのキャストと一緒にアフレコへ参加。出番の何週間も前から収録現場に入り、現場での立ち回りなどを学んでいたことも明らかになっています。
この記事では、相沢菜々子さんが演じたエマ・グリーンの人物像や、声優初挑戦に向けた準備、収録で苦労した点、エマ役の選考背景を紹介します。
1.相沢菜々子は『MFゴースト』で声優デビュー
相沢菜々子さんは、テレビアニメ『MFゴースト 3rd Season』のエマ・グリーン役で、初めて声優を務めました。
エマ役への起用が発表されたのは2025年12月19日です。
『MFゴースト 3rd Season』は2026年1月1日からPrime Videoでテレビ放送より3日間先行配信され、テレビでは1月4日からTOKYO MX、BS日テレなどで放送されました。
アニメ公式サイトのキャスト発表では、新キャラクターのエマ・グリーン役として相沢さんの出演が発表されています。
相沢さんは、それまで舞台や映像作品には出演していましたが、アニメのアフレコだけでなく、声優として活動すること自体が今回初めてでした。
そのため、『MFゴースト 3rd Season』が相沢菜々子さんの声優デビュー作となります。
相沢さんのプロフィールやこれまでの経歴は、相沢菜々子は何者?元RQから俳優・声優へ、ドラマ初主演までの経歴でも紹介しています。
2.相沢菜々子が演じるエマ・グリーンとは?
エマ・グリーンは、『MFゴースト 3rd Season』から登場する英国出身の19歳の女性ドライバーです。
主人公・片桐夏向(カナタ・リヴィントン)の英国時代の同期生で、カナタにライバル心を抱いています。
MFG第4戦「シーサイドダブルレーン」へ参戦するために来日。高いドライビングセンスと強いプライドを持ち、上位進出を狙う人物として紹介されています。
エマが乗る車は、アストンマーティン・ヴァンテージです。
相沢さん本人もキャスト発表時のコメントで、エマについて、シビアなレースの世界で若くして活躍するストイックなドライバーと説明しています。
さらに、エマとカナタの関係性も注目点として挙げていました。
『MFゴースト』公式では、エマは3rd Seasonの「キーパーソン」と紹介されています。第4戦のレースだけでなく、カナタとの関係も見どころとなるキャラクターです。
3.なぜ相沢菜々子がエマ役に選ばれた?
相沢菜々子さんがエマ・グリーン役に決まった個別の理由について、制作側から具体的な説明は発表されていません。
ただし、エマ役のキャスティング方針については、音響監督の三間雅文さんが明かしています。
2026年2月22日に開催された「第4戦開幕&エマ・グリーン登場記念!ガレージトーク」によると、制作側は、外国人であるエマの文化の違いから生まれる「周囲から少し浮いている感覚」を声でも表現しようと考えていました。
そのため、オーディションでは最終的に、本業の声優ではない人物から選んだと説明されています。
相沢さんはモデルやタレント、俳優として活動してきましたが、今回が声優初挑戦でした。
声優未経験での起用は異例に見えますが、制作側は、既存の声優とは異なる感覚をエマのキャラクター表現に生かそうとしていたことが分かります。
一方で、
- 元レースクイーンだったから選ばれた
- 車やモータースポーツに詳しかったから選ばれた
と制作側が明言した情報は確認できません。
相沢さんのモータースポーツ経験とエマ役には共通点がありますが、それを直接の起用理由として断定することはできません。
4.出番の何週間も前からアフレコ現場へ
相沢菜々子さんは、声優初挑戦に向けて、事前にアフレコ現場で経験を積んでいました。
2026年3月に公開されたアニメイトタイムズのイベントレポートによると、相沢さんは自身の出番が来る何週間も前からアフレコへ参加していました。
そこで、アフレコ現場での立ち回りなどを学んでいったとされています。
舞台や実写作品への出演経験があっても、映像と台本を見ながら声だけで演じるアニメでは、収録の進め方が異なります。
相沢さんは本番だけ収録現場へ入ったのではなく、実際の現場を事前に経験したうえで、エマ役の収録に臨んでいました。
声優初挑戦を話題性だけで終わらせず、出番より前から準備していたことが分かるエピソードです。
5.初アフレコと収録で苦労した点
相沢菜々子さんの初アフレコでは、経験豊富な声優陣と一緒に収録しています。
また、実写作品とは異なるアニメならではの「距離感」にも苦労していました。
5-1.初出演ながら「抜き録り」ではなかった
三間雅文音響監督によると、新人の場合、ほかの出演者へ迷惑をかけないよう、最初は一人だけで収録する「抜き録り」を行うこともあるそうです。
しかし、相沢さんは最初からほかのキャストと一緒に収録しました。
さらに、エマの登場初回はセリフ数が最も多かったことも、イベントで明かされています。
声優として初めての収録で、経験豊富なキャストと一緒にマイク前へ立ち、多くのセリフを演じることになりました。
相沢さん自身も、本番では緊張し、独特の雰囲気を感じたと振り返っています。
5-2.実写とは違う「距離感」に苦労
相沢さんがアニメのアフレコで難しいと感じたのが、キャラクター同士の距離感です。
舞台では実際に相手が目の前にいるため、位置関係を体で感じながら演技できます。
一方、アニメのアフレコでは、映像や台本、マイクを前にして声で距離を表現しなければなりません。
相沢さんは、目の前の映像やマイクに向かって話してしまうことで、作品内の相手との距離感に合わない声の出し方になることがあったと説明しています。
三間音響監督も、車の運転席と助手席では意識や声の出し方が変わり、立っている状態と座っている状態でも声の感覚は異なると話していました。
必要に応じて、実際に座った状態で演じてもらうこともあるそうです。
俳優経験がある相沢さんにとっても、実写の演技をそのままアニメへ置き換えられるわけではなく、声だけで距離や状況を伝える新しい表現方法を学ぶ仕事だったことが分かります。
6.モータースポーツ歴と『MFゴースト』の接点
相沢菜々子さんは『MFゴースト』へ出演する以前から、長くモータースポーツの仕事に携わってきました。
2018年にSUPER GTのレースクイーンとして活動を始め、2022年に一度活動を離れた後、2023年に復帰。同シーズンを区切りにレースクイーンを卒業しています。
卒業までの経緯は、相沢菜々子のレースクイーン卒業理由は?一度離れて復帰した経緯もで詳しく紹介しています。
エマ役への出演が発表された際、相沢さん自身も、長く車やレースの仕事に関わり、多くのドライバーを見てきたことに触れていました。
さらに、『頭文字D』『MFゴースト』のファンと実際に会う機会も多かったため、エマ役を担当することに身の引き締まる思いがあるとコメントしています。
レースクイーンとして見てきたドライバーの姿を、今度はアニメの中で自ら演じることになった点は、相沢さんの声優デビューを特徴づける経歴の一つです。
東京オートサロンにもエマ役として登壇
2026年1月の「東京オートサロン2026」では、『MFゴースト 3rd Season』とBLITZによるスペシャルトークステージが開催されました。
2日間のステージには、日程別に次の出演者が登壇しています。
- 1月10日:三木眞一郎さん、相沢菜々子さん、三間雅文音響監督
- 1月11日:小野大輔さん、畠中祐さん、相沢菜々子さん、三間雅文音響監督
相沢さんは、エマ・グリーンと、エマが乗るアストンマーティン・ヴァンテージを紹介しました。
本人は実際にアストンマーティンDB12を運転した経験があり、その乗り味についても語っています。
声優として作品に出演するだけでなく、アニメと実際の車を結びつけるイベントにも、エマ役のキャストとして参加しました。
なお、2026年3月26日には、『MFゴースト Final Season』の制作決定が発表されています。
ただし、制作決定の告知本文には、相沢さんの続投について個別の記載はありません。現時点で「Final Seasonにも相沢さんが出演する」と断定できる公式発表は確認できません。
7.まとめ
相沢菜々子さんは、『MFゴースト 3rd Season』のエマ・グリーン役で声優デビューしました。
確認できるポイントは次の通りです。
- 『MFゴースト』が初めての声優活動
- 演じたのは英国出身の19歳の女性ドライバー、エマ・グリーン
- エマが乗る車はアストンマーティン・ヴァンテージ
- 出番の何週間も前からアフレコ現場に参加
- 初出演ながら、ほかのキャストと一緒に収録
- 実写とは異なる声の「距離感」に苦労した
- エマ役は外国人らしい文化差を表現するため、本業の声優以外も対象としたオーディションで選考された
- 相沢さん個人が選ばれた決定的な理由は公表されていない
レースクイーンとして長くモータースポーツの現場を見てきた相沢さんが、声優としては一からアフレコ現場を学び、レーシングドライバーのエマ役に臨んだ点が、今回の出演の大きな特徴です。


