秋谷郁甫(あきや・いくほ)さんは、2026年9月から放送されている『仮面ライダーマイス』で主人公・音澄宙を演じる俳優です。
身長183cmのすらりとしたスタイルに、10年以上続けてきた沖縄空手の経験。ヒーロー役にぴったりの経歴を持つ秋谷さんですが、実は最初から俳優を目指していたわけではありません。
芸能界入りのきっかけは、高校生のころに母親が所属事務所へ履歴書を送ったことでした。
当初は演技のレッスンに戸惑うこともあったという秋谷さん。その後、ある先輩との出会いを通して演技への向き合い方が変わり、ドラマや映画で経験を重ねていきます。
2026年には『仮面ライダーマイス』でドラマ初主演を果たし、さらに『十六夜膳房』では一転してパンクな閻魔王を演じています。
今回は、秋谷郁甫さんが何者なのか、プロフィールや芸能界入りのきっかけ、俳優としての経歴、主な出演作品を詳しく紹介します。
1.秋谷郁甫は何者?仮面ライダーマイス主演の22歳俳優
秋谷郁甫さんは、神奈川県出身でトライストーン・エンタテイメントに所属する22歳の俳優です。
2004年2月11日生まれで、2020年にテレビ朝日系ドラマ『先生を消す方程式。』で俳優デビューしました。
その後は映画『ブルーピリオド』、ドラマ『良いこと悪いこと』、Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』などに出演。映画や地上波ドラマ、配信作品で経験を積んできました。
そして2026年、テレビ朝日系『仮面ライダーマイス』で主人公・音澄宙/仮面ライダーマイス役に抜擢されます。
同作は秋谷さんにとって初めてのドラマ主演作です。
さらに同年10月からは、日本テレビ系ドラマ『十六夜膳房』にも閻魔王役で出演。正義のヒーローと、お調子者の閻魔王という異なるキャラクターを演じています。
俳優デビューから約6年。秋谷さんは、脇役として積み重ねてきた経験を経て、主演俳優として新たな一歩を踏み出しています。
2.秋谷郁甫のプロフィール!年齢・身長・出身地は?
秋谷郁甫さんの基本プロフィールを紹介します。
- 名前:秋谷郁甫(あきや・いくほ)
- 生年月日:2004年2月11日
- 年齢:22歳(2026年10月時点)
- 出身地:神奈川県
- 身長:183cm
- 所属事務所:トライストーン・エンタテイメント
- 趣味:映画鑑賞
- 特技:沖縄空手(黒帯)、水泳、テニス、英語
プロフィールの中でも注目したいのが、沖縄空手の黒帯という特技です。
秋谷さんは長年にわたって沖縄空手を続けており、その経験は『仮面ライダーマイス』でのアクションにも生かされています。
幼いころから積み重ねてきたものが、俳優として大きな役をつかんだ後の武器にもなっているのです。
また、秋谷さんは英語教育に力を入れている高校に通っていたこともインタビューで明かしています。
ただし、具体的な高校名については、本人や所属事務所による公表を確認できていません。
3.秋谷郁甫が俳優になったきっかけは母親の応募
現在は仮面ライダーの主人公として活躍する秋谷さんですが、芸能界に入る前は、むしろ裏方の仕事に興味を持っていたそうです。
その背景には、家族の仕事がありました。
3-1.家族はマスコミ業界で活躍!本人は裏方志望だった
2025年11月のワニブックスのインタビューで、秋谷さんは両親と姉の4人家族であることを明かしています。
父親・母親・姉はいずれもマスコミ業界で働いており、家庭でも仕事の話題がよく出ていたといいます。
そんな環境で育ったため、秋谷さん自身も自然と同じ業界に興味を持つようになりました。
ただし、当時考えていたのは、俳優のように人前に立つ仕事ではありません。
仕事に誇りを持って働く父親の姿に影響を受け、自分も将来は裏方としてマスコミ業界に関わりたいと思っていたそうです。
ところが、高校1年生のころ、母親が現在の所属事務所へ履歴書を送ったことで状況が変わります。
母親自身にも、以前は人前に出る仕事をしていた経験があったといいます。
インタビューによると、母親は息子が同じ業界に進むのであれば、名前も顔も出して表現の世界で活躍してほしいと願っていたそうです。
秋谷さんは、その思いを後になって知ったと語っています。
裏方を志していた少年が、母親の応募によって俳優の世界へ足を踏み入れることになったのです。
3-2.演技未経験でレッスン開始!先輩の決断が転機に
事務所のレッスンを受け始めた秋谷さんは、当初、演技について何も分からなかったと振り返っています。
セリフを覚えて演じる練習を想像していたものの、実際には物の気持ちになって動くといった独特な課題もあり、戸惑いを感じたそうです。
レッスンに行くことが気乗りしない時期もありました。
そんな秋谷さんの考え方を変えたのが、同じレッスンに通っていた年上の先輩です。
その先輩は演技に真剣に取り組み、秋谷さんにもさまざまなことを教えてくれていました。
しかし、大学卒業を控えて進路を決めなければならなくなり、俳優の道を断念したといいます。
夢に真剣に向き合っていても、続けられるとは限らない。
その現実を目の当たりにした秋谷さんは、それまでの自分の姿勢を見直したそうです。
インタビューでは、この出来事を境に、演技のレッスンが本気で楽しくなったと振り返っています。
母親の応募が俳優人生の入口だったとすれば、先輩が夢を断念したことを知った経験は、秋谷さん自身が俳優の仕事に真剣に向き合い始める転機だったのでしょう。
その後、秋谷さんは事務所に本所属となり、俳優デビューの機会を迎えました。
3-3.2020年『先生を消す方程式。』で俳優デビュー
秋谷さんが初めて出演した連続ドラマは、2020年放送の『先生を消す方程式。』です。
主演は、同じ事務所の先輩でもある田中圭さん。秋谷さんは伊吹命役を演じました。
初めての撮影現場では、レッスンとはまったく異なる環境に驚いたそうです。
複数のカメラの位置や、教室のセットに当てられる照明の熱さなど、実際の撮影で初めて気づくことが多くあったと振り返っています。
それでも、この作品を出発点として俳優活動を続けていきました。
2021年には『24時間テレビ44』内のドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』にも出演。
母親の応募から始まった芸能界での挑戦は、少しずつ俳優としての仕事へつながっていきました。
4.秋谷郁甫の経歴と主な出演作品
2020年の俳優デビュー後、秋谷さんはテレビドラマ、映画、配信作品へと出演の幅を広げていきます。
ここでは、主な出演作品を振り返ります。
4-1.2022~2023年|ドラマ・映画への出演を重ねる
2022年には、日本テレビ系『金田一少年の事件簿』第1話に出演。
同年のTBS系ドラマ『階段下のゴッホ』では早川草介役、読売テレビ『5分後に意外な結末』の「失敗したキューピット」では結城春馬役を演じました。
2023年には映画『大名倒産』に黒田市ノ進役で出演。Netflixシリーズ『離婚しようよ』では佐藤真役を担当しています。
さらにフジテレビ系『真夏のシンデレラ』第3話にも出演しました。
高校生でデビューした秋谷さんにとって、さまざまなジャンルの作品に触れながら経験を積んでいく時期だったことが、出演歴から分かります。
4-2.2024年|映画『ブルーピリオド』で橋田悠役
2024年には、山口つばささんの人気漫画を実写化した映画『ブルーピリオド』に出演しました。
秋谷さんが演じたのは、主人公・矢口八虎と関わる橋田悠です。
また、Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』では村井翔太役を担当。
WOWOWのドラマ『白暮のクロニクル』第7話にも伏木聡役で出演しています。
地上波ドラマだけでなく、映画や配信作品での出演経験も重ねていきました。
4-3.2025年|『良いこと悪いこと』『匿名の恋人たち』で注目
2025年は、秋谷さんにとって多彩な出演作が並んだ年でした。
映画では『片思い世界』に大原知基役、『この夏の星を見る』に柳数生役で出演。
日本テレビ系ドラマ『良いこと悪いこと』では、週刊誌「週刊アポロ」の新人記者・松井健役を演じました。
松井は、先輩記者の猿橋園子を慕う人物です。
秋谷さんはインタビューで、ドラマの真相をぎりぎりまで知らされていなかったことや、視聴者に近い目線で松井を演じていたことを明かしています。
さらにNetflixシリーズ『匿名の恋人たち』にも出演しました。
こちらの撮影では、小栗旬さんやハン・ヒョジュさんらの演技を見ながら、共演者と積極的にコミュニケーションを取っていたそうです。
同年12月配信の『人間標本』にも出演するなど、2025年は多くの作品で俳優として経験を重ねた年となりました。
そして翌2026年、秋谷さんにとって大きな節目となる作品が始まります。
5.『仮面ライダーマイス』でドラマ初主演!音澄宙役に抜擢
2026年9月6日、テレビ朝日系『仮面ライダーマイス』の放送がスタートしました。
秋谷郁甫さんが演じるのは、主人公の音澄宙(おとすみ・そら)です。
同作は、秋谷さんにとってドラマ初主演となる作品です。
音澄宙は、名家・瑞生家に代々仕える「マイスター」。料理や掃除、修理などを何でもこなし、瑞生家の令嬢・瑞生優菜の頼みごとにも応えています。
普段は優菜に憎まれ口をたたくこともありますが、彼女を守るために仮面ライダーマイスへと変身し、不可思議と呼ばれる存在に立ち向かいます。
従来のヒーロー像とは少し異なる、「お嬢様を守るマイスター」という設定も特徴的です。
5-1.子どものころに好きだったのは『仮面ライダー電王』
秋谷さんは、もともと仮面ライダーシリーズを見て育ったそうです。
特に印象に残っている作品として挙げているのが、佐藤健さん主演の『仮面ライダー電王』です。
本人インタビューでは、『電王』が初めて見た仮面ライダー作品だったと振り返っています。
幼少期にテレビで見ていたシリーズに、今度は自分が主人公として出演する。
2020年に初めて撮影現場へ足を踏み入れてから約6年を経て、秋谷さんは大きな節目を迎えることになりました。
5-2.沖縄空手の経験がアクションに生きている
『仮面ライダーマイス』で注目したいのが、秋谷さんのアクションです。
秋谷さんは10年以上にわたり沖縄空手を経験しており、黒帯の腕前を持っています。
講談社のインタビューでは、空手特有の構えや拳の握り方がアクションにも表れることを明かしています。
その特徴を無理に消すのではなく、音澄宙というキャラクターの動きとして生かす方向で、殺陣が作られているそうです。
長年続けてきた空手が、仮面ライダーという役柄で生かされることになったのです。
5-3.変身ポーズにも自らのアイデアを反映
秋谷さんは、仮面ライダーマイスの変身ポーズ作りにも関わっています。
本人インタビューによると、監督やアクション関係者、スーツアクターと話し合いながら、変身時の動きを作り上げていったそうです。
秋谷さん自身が提案した動きも取り入れられています。
単に決められたポーズを演じるのではなく、主人公の見せ方を周囲と考えながら作り上げていることが伝わってきます。
2026年7月24日公開の映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』にも、秋谷さんは音澄宙役で出演しています。
テレビシリーズが始まる前から、新しい仮面ライダーの主人公として作品に参加していました。
2026年は、秋谷さんの俳優人生にとって大きな転機となった年といえそうです。
仮面ライダーシリーズでは、主演をきっかけに注目を集める若手俳優も少なくありません。『仮面ライダーガヴ』で主人公を演じた知念英和さんについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
『仮面ライダーガヴ』の主演俳優・知念英和さんのプロフィールや芸能界入りのきっかけ、経歴を紹介しています。
6.『十六夜膳房』ではパンクな閻魔王役!仮面ライダーとのギャップも話題に
『仮面ライダーマイス』で主人公を演じる一方、秋谷さんは2026年10月スタートの日本テレビ系ドラマ『十六夜膳房(いざよいぜんぼう)』にも出演しています。
同作は、現世と来世の狭間にある「黄泉の食堂」を舞台にしたヒューマン・グルメ・ファンタジーです。
死者が最後に食べたいと願う料理を提供し、それぞれの人生や思い出を描いていきます。
秋谷さんが演じるのは、3000もの黄泉の食堂を統括する閻魔王です。
ただし、一般的にイメージされるような、威厳のある閻魔様とは少し違います。
パンクロッカーのような風貌で、明るくお調子者という個性的なキャラクターです。
白猫の白無常を気に入っているものの、相手からはつれない態度を取られるというコミカルな一面もあります。
『仮面ライダーマイス』では、大切な人を守るために戦うヒーロー。
一方の『十六夜膳房』では、個性的でどこか親しみやすい閻魔王。
同じ時期に、まったく雰囲気の異なる役を演じている点も興味深いところです。
なお、『十六夜膳房』は2026年10月12日(月)24時24分に放送が始まりました。
日曜朝の『仮面ライダーマイス』と、月曜深夜の『十六夜膳房』。2026年秋は、秋谷さんの異なる演技を楽しめる時期となっています。
7.まとめ|秋谷郁甫は母親の応募をきっかけに俳優になった注目の若手
秋谷郁甫さんは、2004年2月11日生まれ、神奈川県出身の俳優です。
高校生のころ、母親が所属事務所へ履歴書を送ったことをきっかけに芸能界へ入りました。
当初は裏方の仕事を考えており、演技経験もありませんでしたが、先輩が俳優の夢を断念したことを知り、自分自身の演技への向き合い方を改めたそうです。
2020年の『先生を消す方程式。』で俳優デビューしてからは、『ブルーピリオド』『良いこと悪いこと』『匿名の恋人たち』など、さまざまな作品に出演してきました。
そして2026年、『仮面ライダーマイス』でドラマ初主演を果たします。
幼いころに憧れた仮面ライダーを自ら演じることになり、さらに長年続けてきた沖縄空手の経験もアクションに生かされています。
同年10月には『十六夜膳房』で閻魔王役にも挑戦。
俳優になることを想像していなかった少年が、母親の応募をきっかけに新しい世界へ飛び込み、経験を重ねて仮面ライダーの主人公になるまでに成長した――。
その歩みを知ると、これから秋谷さんがどんな役を演じていくのか、ますます楽しみになります。


