倉沢杏菜が演じる『豊臣兄弟!』あさひとは?家康への輿入れと役作りの裏側

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俳優(女性)

大河ドラマ『豊臣兄弟!』で、豊臣秀吉と秀長の妹・あさひを演じている倉沢杏菜(くらさわ・あんな)さん。

あさひは、貧しい農家で暮らしていたころから明るく、食べることが大好きな天真らんまんな末っ子として描かれてきました。

しかし、2026年10月18日放送予定の第40回「あさひの輿入れ」では、その人生が大きな転機を迎えます。

徳川家康との和睦をめぐり、秀吉の身内を妻として迎えたいという要求が出されるのです。

前週の第39回では、あさひが夫・甚助との暮らしについて楽しそうに語る場面が描かれたばかりでした。

そんなあさひ役に向け、倉沢さんはオーディション前から朝日姫について調べ、京都や静岡のお墓を訪れていたといいます。

この記事では、『豊臣兄弟!』のあさひはどんな人物なのか、倉沢杏菜さんの役作りや撮影裏話、徳川家康への輿入れ、第40回の見どころを史実と区別しながら紹介します。

※第40回については、2026年10月17日時点で公表されている放送前情報をもとにしています。

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1.倉沢杏菜は『豊臣兄弟!』であさひ役!豊臣秀吉・秀長の妹

倉沢杏菜さんが『豊臣兄弟!』で演じているのは、豊臣秀吉と豊臣秀長の妹・あさひです。

『豊臣兄弟!』は、仲野太賀さん演じる豊臣秀長(小一郎)を主人公に、池松壮亮さん演じる兄・秀吉(藤吉郎)とともに戦国の世を生き抜く姿を描いた大河ドラマです。

あさひは、豊臣兄弟の母・なか、姉・ともとともに、家族を支える人物として登場します。

主な家族の配役は次の通りです。

登場人物俳優
豊臣秀吉(藤吉郎)池松壮亮
豊臣秀長(小一郎)仲野太賀
母・なか坂井真紀
姉・とも宮澤エマ
妹・あさひ倉沢杏菜

倉沢さんにとって、『豊臣兄弟!』は2024年の『光る君へ』に続く2作品目の大河ドラマ出演です。

『光る君へ』では藤原道長の娘・藤原妍子を演じましたが、今回は戦国時代を生きた豊臣兄弟の妹という役柄に挑戦しています。

あさひ役はオーディションによって決まりました。

そして倉沢さんは、このオーディションを受ける前から、実在した朝日姫について本格的に調べていたのです。

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2.『豊臣兄弟!』のあさひはどんな人物?明るい末っ子と夫・甚助との関係

2-1.食べることが大好き!天真らんまんな末っ子

『豊臣兄弟!』のあさひは、家族の中でも特に明るく、天真らんまんな人物として描かれています。

物語序盤、豊臣兄弟の家族は貧しい農家で暮らしていました。

母・なかや姉・ともが日々の生活を懸命に支える中、あさひは食べることが大好きで、お腹が空けば素直にそう口にしてしまうような末っ子でした。

倉沢杏菜さんは、そんなあさひについて、家族からたくさんの愛情を受けて育った人物だと受け止めています。

母や姉、兄の小一郎が、あさひにお腹を空かせず楽しく過ごしてほしいと願っていることも、本人インタビューで語っています。

戦国の世で出世を目指す兄たちとは対照的に、あさひは家族の中にある日常の温かさを感じさせる存在です。

だからこそ、後に徳川家康との結婚という大きな転機を迎えることが、物語の重要な要素になっていきます。

2-2.「モグモグシーン」が多い!坂井真紀との撮影裏話

あさひの食いしん坊な性格は、撮影現場でも印象的だったようです。

倉沢杏菜さんは2026年1月のインタビューで、あさひには食事をする場面が多いと明かしています。

倉沢さん自身は、食べている姿を見られることに少し恥ずかしさも感じていたそうです。

そんなとき、母・なか役の坂井真紀さんが、倉沢さんの食べる姿を見て、かわいらしくて癒やされるという趣旨の言葉をかけてくれました。

倉沢さんは、その言葉に救われたと振り返っています。

また、姉・とも役の宮澤エマさんも、倉沢さんが自分の演技に不安を感じたとき、明るく受け止めてくれたそうです。

倉沢さんによると、兄弟役の仲野太賀さんと池松壮亮さんも非常に仲が良く、現場には本当の家族のような一体感があったといいます。

明るい末っ子を演じる倉沢さんを、共演者たちも温かく見守っていたことが伝わるエピソードです。

2-3.夫・甚助とはどんな関係?第39回で語った夫婦への思い

物語が進み、あさひは甚助と夫婦になっています。

夫の甚助を演じるのは前原瑞樹さんです。

甚助は物語の進行とともに副田甚兵衛、さらに副田吉成と呼ばれるようになる人物で、あさひを温かく支える夫として描かれてきました。

2026年10月11日放送の第39回「茶々の本心」では、そんな二人の関係が印象的な形で描かれています。

秀吉は、結婚に前向きではない茶々に夫婦の良さを伝えるため、あさひと甚助たちに話をさせようとします。

ところが、あさひは最初から甚助のことを好きだったわけではないと話し始めます。

一緒に暮らしているうちに、相手の良いところが分かるようになり、欠点も受け入れられるようになったというのです。

最初から理想の夫婦だったのではなく、日々の暮らしを重ねる中で関係を築いてきたことが伝わる場面でした。

そして、この夫婦のエピソードが描かれた直後に、第40回「あさひの輿入れ」が放送されます。

夫・甚助との暮らしを大切にしてきたあさひが、今度は豊臣家と徳川家の政治的な事情に向き合うことになるのです。

この前後の対比が、第40回を考えるうえで重要なポイントになります。

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3.倉沢杏菜のあさひ役への準備がすごい!墓参りや役作り

倉沢杏菜さんは『豊臣兄弟!』であさひを演じるにあたり、オーディションを受ける前からさまざまな準備を進めていました。

特に印象的なのが、歴史上の人物について資料を読むだけでなく、実際にゆかりの地へ足を運んだことです。

3-1.オーディション前から京都・東福寺と静岡・瑞龍寺へ

倉沢杏菜さんは、あさひ役のオーディションに挑む段階で、できる限り役への理解を深めておきたいと考えていました。

そのため、朝日姫に関する本や資料を読み、どのような人生を送った人物なのかを調べたそうです。

さらに、京都府の東福寺や静岡県の瑞龍寺など、朝日姫のゆかりの地にも足を運びました。

京都では東福寺の南明院を訪れ、朝日姫のお墓参りをしています。

2025年4月のSTREAMインタビューによると、当初は一人で向かうつもりでしたが、少し不安を感じていたところ、母親が同行を申し出てくれたそうです。

倉沢さんは、歴史上の人物を演じる経験がまだ少なかったため、相手に誠実に向き合いたいという思いでお墓参りをしたと説明しています。

以前の大河ドラマ『光る君へ』で藤原妍子を演じたときにも、京都御所へ足を運んでいました。

実際に土地を訪れることで、建物の外にある風景や空気までイメージしやすくなった経験があったそうです。

ただ資料を読むだけでなく、その人物が生きた土地を訪れてみる。

そうした準備の積み重ねが、倉沢さんなりの役への向き合い方になっています。

3-2.あさひ役に決定後は名古屋の豊國神社へお礼参り

倉沢杏菜さんの役作りにまつわるエピソードは、オーディション合格後にも続きます。

2026年1月31日放送のNHK『土スタ』で、倉沢さんは、あさひ役に決定した後、愛知県名古屋市の豊國神社へお礼参りに行ったことを明かしました。

豊國神社は豊臣秀吉を祀る神社です。

オーディション前には朝日姫のお墓を訪れ、出演が決まった後には秀吉を祀る神社へお礼参りをしたことになります。

倉沢さんは、あさひという役がこれまで多くの俳優によって演じられてきたことを意識し、後悔のないよう、できることはすべてしてから挑みたかったと振り返っています。

役に選ばれるか分からない段階から準備を進め、決定後にも感謝を伝えるために足を運んでいたことは、倉沢さんの姿勢を知るうえで印象的なエピソードです。

3-3.過去の大河ドラマも参考に!それでも脚本のあさひを大切に

倉沢杏菜さんは、朝日姫が登場する過去の映像作品にも、可能な限り目を通していました。

歴史上の人物を演じる以上、これまでどのように描かれてきたのかも知っておきたいと考えたそうです。

しかし、そこで集めた情報や過去作品の演技を、そのまま今回のあさひ役に持ち込もうとはしていません。

倉沢さんは、集めた情報を一度自分の中で整理したうえで、八津弘幸さんの脚本に描かれた『豊臣兄弟!』ならではのあさひを演じることを大切にしていると語っています。

実在した朝日姫について分かっていることと、ドラマの中で生きるあさひの性格や感情は、必ずしも同じではありません。

その違いを意識しながら、今回の作品にふさわしい人物像を作ろうとしていたのです。

『豊臣兄弟!』のあさひが天真らんまんな末っ子として描かれている背景には、脚本の人物設定に加え、こうした倉沢さん自身の準備もあります。

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4.第40回「あさひの輿入れ」で徳川家康との結婚が焦点に

2026年10月18日放送予定の『豊臣兄弟!』第40回は、「あさひの輿入れ」です。

ここからは、放送前に公表されているあらすじと人物紹介をもとに、物語の展開を整理します。

4-1.徳川家康との和睦に向けて大きな動き

第40回では、豊臣秀吉と徳川家康の対立が新たな局面を迎えます。

徳川家康の重臣だった石川数正(迫田孝也さん)が豊臣方へ出奔し、徳川家中は騒然とします。

豊臣と戦うことは難しいと思われる状況になっても、家康(松下洸平さん)は戦いを諦めようとしません。

一方、秀長(仲野太賀さん)も有効な手立てを見つけられず、秀吉(池松壮亮さん)は挙兵を決断します。

ところが、その矢先に大地震が発生します。

大坂と浜松の双方が大きな被害を受けたことで、豊臣と徳川は戦いを続けるのではなく、和睦の道を探ることになるのです。

しかし、家康は和睦にあたり、一つの条件を示します。

それが、秀吉の身内の女性を自分の妻として迎えることでした。

4-2.なぜあさひが家康へ輿入れすることになる?

徳川家康が求めた条件に対し、豊臣家から輿入れできる女性として浮上するのが、秀吉と秀長の妹・あさひです。

しかし、あさひにはすでに夫・甚助がいます。

前週の第39回では、夫婦として暮らす中で少しずつ相手を理解し、欠点も含めて受け入れるようになったことを語っていました。

二人の関係が温かなものとして描かれた直後に、今度はあさひ自身の結婚が政治的な問題になるのです。

番組の人物紹介では、あさひは兄・秀吉によって夫と離縁させられ、家康のもとに嫁ぐことになると説明されています。

ただし、2026年10月17日時点では、第40回でその過程が具体的にどう描かれるのかは、まだ放送されていません。

夫・甚助との関係がどうなるのか、そしてあさひがどのような言葉を口にするのか。

第39回の夫婦の場面を振り返ると、第40回で描かれる出来事が、あさひにとっていかに大きな転機なのかが分かります。

4-3.制作統括は「あさひを単なる犠牲として描かない」と説明

あさひの輿入れについて、もう一つ注目したいのが制作側の考え方です。

『豊臣兄弟!』の制作統括を務める松川博敬さんは、2026年9月のReal Soundのインタビューで、豊臣家の人々がそれぞれ家を支えようとする思いを持っていると説明しています。

その中で、あさひが徳川家康に嫁ぐことについても、単なる犠牲としては描かないという方針を明かしました。

史実の朝日姫は、秀吉と家康の政治的な関係の中で結婚することになった人物として知られています。

一方、『豊臣兄弟!』では、あさひをただ周囲に振り回される人物としてではなく、豊臣家の一員として描こうとしていることがうかがえます。

もちろん、実際にどのような場面や台詞でその考え方が表現されるのかは、放送を見なければ分かりません。

それでも、物語序盤から描かれてきたあさひの明るさや、家族との関係が、第40回でどのようにつながっていくのかは見どころの一つです。

夫・甚助との穏やかな暮らしと、豊臣家の一員としての立場。その間であさひがどのように描かれるのかに注目したいところです。

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5.史実の朝日姫とは?1586年に徳川家康へ輿入れ

『豊臣兄弟!』のあさひには、モデルとなる実在の人物がいます。

豊臣秀吉と秀長の妹で、朝日姫、旭姫などの名前で知られる女性です。

ここからはドラマの脚色とは区別して、歴史資料から確認できる朝日姫について紹介します。

5-1.秀吉と家康の関係を変える政治的な結婚だった

史実でも、朝日姫は徳川家康の妻となっています。

国立公文書館の「徳川家康―将軍家蔵書からみるその生涯―」によると、天正14年(1586年)5月、豊臣秀吉は妹の旭姫を徳川家康に輿入れさせました。

その背景にあったのが、秀吉と家康の政治的な関係です。

1584年の小牧・長久手の戦いでは、家康は織田信雄と結んで秀吉に対抗していました。

その後、秀吉は家康を自らの政権に従わせようと働きかけ、その過程で妹の旭姫を嫁がせたのです。

さらに1586年10月には、秀吉の母・大政所も旭姫を訪ねる形で岡崎へ送られました。

こうした動きを経て、家康は大坂城で秀吉と対面し、臣従することを決断しています。

朝日姫の結婚は、単なる豊臣家の家族内の出来事ではなく、秀吉と家康の関係に関わる重要な出来事だったのです。

5-2.朝日姫の輿入れは当時の記録にも残っている

朝日姫の輿入れについては、当時の記録にも情報が残されています。

東京大学史料編纂所が刊行した『大日本史料』第十一編之二十九の紹介によると、1586年4月22日には家康側から婚姻の儀礼である納采が行われ、5月14日には朝日姫の輿が浜松へ入りました。

この様子は、徳川家臣・松平家忠が記した『家忠日記』にも残されています。

『家忠日記』は、静岡市歴史博物館が2026年10月10日から開催している企画展「徳川家康と豊臣政権」でも紹介されています。

朝日姫の輿入れや秀吉と家康の関係を、当時の徳川家臣の視点から知ることができる貴重な資料です。

倉沢杏菜さんが役作りで訪れた静岡の瑞龍寺も、朝日姫ゆかりの地として知られています。

ただし、歴史資料から朝日姫本人の細かな感情まで分かるわけではありません。

『豊臣兄弟!』で描かれる会話や、あさひがどのような気持ちで家康への輿入れに向き合うのかという部分は、ドラマの脚本や演出によって表現されるものです。

倉沢さんも、史実や過去作品から情報を集めたうえで、最終的には『豊臣兄弟!』ならではのあさひを演じることを大切にしています。

歴史に残る朝日姫の人生と、ドラマで描かれるあさひの人物像。

その両方を知っておくことで、第40回をより深く楽しめそうです。

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6.まとめ

倉沢杏菜さんは、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で、豊臣秀吉と秀長の妹・あさひを演じています。

あさひは、貧しい農家で暮らしていたころから食べることが大好きで、家族の中でも特に明るい末っ子として描かれてきました。

物語が進むと甚助と夫婦になり、第39回では一緒に暮らす中で相手の良いところも欠点も受け入れるようになったことを語っています。

しかし、10月18日放送予定の第40回「あさひの輿入れ」では、徳川家康との和睦をめぐり、あさひ自身の結婚が大きな問題となります。

史実でも、秀吉と秀長の妹である朝日姫(旭姫)は1586年に徳川家康へ嫁いでいます。

ただし、ドラマでは歴史上の出来事をそのまま再現するのではなく、脚本によって人物の感情や関係が描かれています。

倉沢さんは、あさひ役のオーディション前から京都・東福寺や静岡・瑞龍寺を訪問し、資料や過去の映像作品を調べて役作りを進めてきました。

さらに役が決まった後には、名古屋の豊國神社へお礼参りにも行っています。

そんな倉沢さんが演じるあさひについて、制作統括の松川博敬さんは、単に犠牲になる人物としては描かないという方針を明かしています。

明るく家族に愛されてきたあさひが、豊臣家の一員としてどのような転機を迎えるのか。

第40回では、倉沢杏菜さんの演技とともに、あさひ自身の言葉や行動にも注目したいところです。

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